先生って言う名前の人
お風呂から上がって、ソファに座る先生の前に座ってドライヤーを渡した。
「先生、髪の毛乾かして」
誕生日だから、って言ったら、
はいはいって言って髪の毛を乾かしてくれた。
先生に頭を触られるとすごく気持ち良くて、そのまま寝ちゃいそうだった。
「はい、終わり」
先生はドライヤーの電源を切ると、
あたしの長い髪の毛を手で梳かしてくれた。
「ありがと」
振り返ってそう言うと、先生はお風呂に入ってくる、って言ってすぐ行ってしまった。
先生がお風呂から上がるまでベッドで寝転んで待ってようと思ってたのに、
先生のいいにおいがする毛布にくるまると気持ちよくて、あたしはそのまま寝てしまった。