先生って言う名前の人
2階の自室に戻って、明日の学校の用意を持って先生と家を出た。
先生の家までの道のりが楽しくて、
あたしは先生にたくさん冗談を言った。
「ひとりで寝るの寂しくなっちゃった?」
「あたしが居ないと眠れないんでしょ?」
少し恥ずかしそうにうるさい、と言う先生が可愛くて、
あたしの緩んだ口元は元に戻らなかった。
先生の家に着くと、先生は冷蔵庫からビールを取り出してキッチンで立って一気飲みした。
あたしも先生の横に立って一緒にビールを飲んだ。
なんだか幸せで、
ふたりでふふふ、と笑い合った。