先生って言う名前の人
初めての夜
先生は甘い目であたしを見て、何度も可愛いと言った。
あたしは大人な空気にただどきどきして、
息もまともに出来ない。
先生は優しい手つきであたしの髪をそっとよけて、あたしの耳を甘噛みした。
「ふふ、くすぐったいよ」
「今日は我慢して」
先生の低い声はいつもよりどこか余裕がないように思える。
何も考えられなくて、頭が真っ白で、
先生の唇が自分の首筋に触れるのを
ただ肌で感じていた。
先生はあたしの首筋から鎖骨にかけて何度もキスをしながら、
優しくあたしの体をソファに倒して上から覆いかぶさる。
どうしよう、もう心臓が爆発しそう、と思った時、
先生の手があたしのパジャマの一番上のボタンを外した。
「ん、、ちょっと待って先生」