先生って言う名前の人
「違うの、そうじゃなくて」
「あたし結婚する人としかしないって決めてたのに
先生が初めての子は気を遣うって言ってたから、、
先生とこうなる前に終わらしておこうと思ってたのに」
話してるうちに恥ずかしくなって、先生の顔が見れなくて下を向いた。
「そんなこと考えてたの?」
「だって、、
めんどくさいと思われたくないもん」
全部本音だった。
「、、華が他の男とそんなこと、、
考えただけで心臓ちぎれそう」
そう言った先生を見ると、こっち来て、とあたしに両腕を伸ばしている。
ソファから立って先生の方に歩き出すと、
先生はすぐあたしの腕をぐっと引き寄せてまたキスをした。
「俺はそんなの気にしない。それでもいや?
」
隣に座ったあたしに優しくそんなことを聞いてくる先生の顔は、学校で見るいつもの顔とは全然違った。
あたしが首を少しだけ横に振ると、じゃあもう待たない、と言って、
先生はまた何度もキスをしながらあたしをベッドに優しく押し倒して、電気を消した。