先生って言う名前の人

先生はあたしの服を一枚ずつ脱がして、ゆっくり優しくあたしの体に触れた。


あたしはもう服を一枚も来ていない。

肌に当たるのは布団と先生だけだった。


「、、先生」


「なに」


恥ずかしすぎて、声か震える。


「は、、恥ずかしすぎるから

手加減してください、、」


もう心も体もどうにかなってしまいそうで、

布団を握る手に力が入る。



先生は返事をせずに、指先であたしの脚を撫でて胸元にキスをした。


「、、ん、、」


あたしの喉から、出したことのない声が無意識に漏れた。


「やだ、、変な声出ちゃった」


自分の手で口を押さえると、先生はすぐにその手をとってあたしの顔のすぐ横に押さえつける。


「声、我慢しなくていい」


暗闇に目が慣れて来て、先生の顔が見えると恥ずかしくて目を開けていられない。


だんだん息遣いが荒くなって、時々漏れる小さい声。


「怖い?やめる?」

先生は何度もそう聞いてくれた。

あたしはその度に声に出さずに首を横に振る。


先生となら怖くない。




いつもと違う大人な先生に何度も何度もキスされて、




あたしはその日、人生で初めての幸せすぎる夜を過ごした。



< 179 / 199 >

この作品をシェア

pagetop