三日月 ~キミの瞳にうつるのは ~
初めは本当に些細な会話だった。

それがどんどんと広がっていった。

~5月29日~

『学祭、カケルは何の係をやる?』

『俺は造形かな?ミチルは?』

『おぉ~。カケルはそんな感じする‼

私は劇の脚本を書いてみたいんだよね。

出来るかな?』

『ぅ~ん?わかんないけど、

他のクラスは俺らを潰しにかかってくるから、

かなり大変だとは思う。

でも、ミチルは文才がある匂いがするから、

とりま、fight‼』

~6月4日~

『ミチル様、今日の数学分からないところあったから

明日の朝、教えて下さいm(__)m⤵』

『OK(^ー^)

私は古典の予習を確認したい‼』

『おう、サンキュー。ヤバっ(・・;)

古典の予習忘れてた~』









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