天神の系譜の奇妙なオムニバス
振り下ろした刀で地面を叩いてしまうとは愚の骨頂。

リュートに木偶と挑発され、沖田は冷静さを欠いた。

その隙に乗じて、リュートは刀を封じたのだ。

「チッ」

沖田の表情から笑みが消えた。

彼は迷わず清光を放す。

その刀を握っていた手が二本貫手となり、リュートの顔面を狙う!

「リュート殿!目突きだ!」

天井裏からの佐助の声。

「おぅ!」

リュートはそれに呼応するように沖田の二本貫手を摑み。

「危ねぇ技使ってんじゃねぇ!」

巻き込むような一本背負いで、沖田を床に投げ飛ばす!

< 148 / 770 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop