天神の系譜の奇妙なオムニバス
ダンドリッジという脅威が去り、古奈美やベル達がリュートに駆け寄る。

「傷は大丈夫ですかリュート君!」

「弾丸を摘出しましょう、僕の加州清光の切っ先で弾丸を抉り出して…」

「きゃー!麻酔も無しに何て事するの沖田君!」

「リュート殿、ここは隠密秘伝の傷薬で…」

心配してくれるのは有り難いが、みんな無闇に傷口を触り過ぎだ。

リュート悶絶。

それでも何とか傷の手当てが終わり。

「ほら、リュート君、肩を貸してあげる」

右を古奈美、左をベルが支える。

両手に花のリュート。

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