天神の系譜の奇妙なオムニバス
何か賑やかな試着タイムが終わり、散々待たされたリュートとティグルの前に、女性陣が出てくる。

アマリリスは大人しめのワンピース水着だが、古奈美とベルはアマリリスの腹癒せかマイクロビキニを着せられている。

「何なんだ古奈美オメェ…宇宙一の強戦士族か。戦闘力高すぎだろ」

「リュー君何で前屈みなの?」

何だか落ち着かないリュート、キョトンとしているティグル。

「ティグ、アレ見て何も思わねぇの?」

「リプニーおばあちゃんだって、若い頃はあんなもんだったじゃないか。それに僕は、母さんみたいな大きすぎない子の方が好みだな」

「yes!」

何故かアマリリスガッツポーズ。

「で…」

リュートが周囲を見回す。

「佐助どこ行った?」

「あれ」

「佐助君いませんね…」

辺りを探す一行。

「あ、あれ…」

ベルが指差したのは、海面に不自然に垂直に立つ竹筒。

ふしゅー、とか呼吸音が聞こえる。

(あれだ)

(あれだ)

(あれ絶対佐助だ)

(忍者丸出しだアイツ…)

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