天神の系譜の奇妙なオムニバス

この物怖じしない彼女、名をナイトスターリリー・グリフィノーという。

その名の通り、グリフィノーの血族。

どの辺の位置付けなのかは、よそ様の作品の設定なので詳細は書かない。

が、ナイトスターリリーは『アマリリス』という花の別名。

花の名前を持つグリフィノーの血族と言えば、タンポポの他にもう1人。

「そういう羞恥心ないとこ、ノギクにそっくりだなお前！」

「ノギク様を悪く言わないで。私のこの名前は、ノギク様に付けて頂いたんだから。愛称の『アマリリス』だってお気に入りなの。もっと可愛く『リリス』って呼んでもいいわよ？」

「呼ばねぇよ！いいから出て行け！」

「先客は私よ？入ってきたのはリュートじゃない。それとも…」

アマリリスは色っぽくポーズをとる。

「私の女神のような裸体を見たくて、わざと入ってきたのかしらぁ？」

「13かそこらの発展途上がナマぬかすんじゃねぇ！」