天神の系譜の奇妙なオムニバス
てか沖田、コイツ自警団では結構若輩の癖に、歳上の先輩隊長をこき使おうと思ってたのか。

駄目だよコイツ、性根腐ってっから粛清しちゃう?みたいな。

少なくともコイツに団長させてたら、ブラック自警団で過労死させられそうな雰囲気はある。

今の内に失脚させようオーラ漂う本部。

沖田、団長辞めるってよ、みたいな。

「ま、まあ沖田君がやめるのならば構わないが」

三番隊隊長・斎藤 肇が呟く。

「次の団長は誰がやるのだ?」

その言葉で、五番隊隊長・武田 韓流斎と七番隊隊長・谷 四十郎の目がギュピーン!と光った。

(自警団の団長とか最高じゃん!男所帯のイケメン所帯!俺みたいなBL属性にはヘヴンじゃん!ここはひとつ俺が自警団牛耳ってハーレム作っとく?)

ギラついた目でハァハァ息を荒げる武田。

(自警団の隊長ども好きに操って権力ガッツリ握っちゃうとかよくね?よくね?普段偉そうな原田に焼きそばパン買って来い!とかパシらせるの笑えね?)

野心丸出しの谷。

「「俺達立候補しま「武田さんと谷さんは除外ですね、BLと虎の威を借る狐デブだから嫌われてますから人望ないんで」

沖田の毒舌で、武田と谷の野望と豆腐メンタル粉々に砕ける。

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