天神の系譜の奇妙なオムニバス
ネーミングはいまいちだが、要は勇者精霊拳。

派手なエフェクトの光線によって男は吹き飛ばされる。

アニメや特撮で見るような光線技を間近で見て、子供達も大興奮。

ちょっとしたヒーローショーの様相だ。

「あ、有り難う、リュートマン」

「何、お安い御用だ。俺の役目はプリティープリンセスの守護だからな」

握手を交わすプリティープリンセスとリュートマン。

「では俺は、天界へと戻る。力が必要な時は、いつでも召喚してくれ」

リュートマンは軽い身のこなしで、人混みを抜けて消えていった。

「わ、私も天界へ帰ります。皆さん、夏祭りを楽しんで下さいね」

「ありがとー、プリティープリンセス!」

子供達の声援に手を振りながら、プリティープリンセスはその場を立ち去っていく。

< 307 / 770 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop