天神の系譜の奇妙なオムニバス
「ならばどうするのだ。そもそも自警団は、そのような集団ではないぞ。強面が多いしな」

腕組みしたまま言う斎藤。

「だったら!」

古奈美が手を叩いた。

「私が看板娘やりますから、茶屋やりましょう!他の皆さんは裏方で、お茶やお団子、甘味を作って頂くという事で」

「茶屋ですか?」

沖田が首を傾げる。

確かに軽食喫茶は、文化祭の定番ではある。

「クリーム抹茶白玉あんみつ…」

目をキラキラさせて、ほぅ…とウットリ溜息をつく古奈美。

ただ自分が食いたいだけじゃね?

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