天神の系譜の奇妙なオムニバス
校舎内は更に混沌としている。

普段から角やら羽やら生えた色んな種族の生徒が行き交う天神学園だが、今日はまた一段と色んな奴がいる。

「やあリュート君、外は凄い行列だったでしょう?」

朝の挨拶をする雪村。

お前、その額の第3の目はどうした?

「ああ、美術部出店の特殊メイクですよ。ゾンビメイクやアバターみたいな青い肌にもしてもらえますよ」

最早メイクなのかそういう種族なのか分からない。

「もう少しで一般客も入場してきます。忙しくなりますよ。僕も生徒会運営の食堂の準備がありますので」

雪村は忙しそうに教室を出て行った。

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