天神の系譜の奇妙なオムニバス
「貴様らに、その高速神言を習得してもらう。これが出来なければ、ツェペリの魔術は使えぬからな…魔道協会の秘蔵っ子ども、俺を落胆させるなよ?」

ルカに向いてニヤリと笑うヴラド。

「お言葉ですが学園長」

凛が言う。

「私は魔道協会に所属した事なんてありませんから。更に言えば人間ですらありませんから」

ヴラドに面と向かって意見するとは、大した跳ねっ返りだ。

だが。

「俺にしてみればどちらも同じだ」

ヴラドは凛をギロリと睨む。

「多少魔術の素質があるだけのヒヨッコども…あまりいい気にならない事だ」

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