【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「夏翠!飛鷹を待ちなさい!」


「やだっ……離して!!お父様!」


羽交い締めにされ、私は暴れた。


それでも、私は無力だった。


「ぁ……うぅ……」


喪う。


喪ってしまう。


今度こそ……


「夏翠!!」


……私の意識は、そこで途切れた。


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