【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


幸せで、忘れてしまいそうだった。


けど、みんなは桜を救うことを望んでいることを思い出す。


だから、こんなにも桜の部屋には人がくる。


一日に三人以上……が、毎日。


なのに、どうして、バレないのだろう。


それも、それで不思議である。


最近、日記をつけるのにも嵌まり始めた。


いつか、この子達が見ることができるように。


「……今日で、8ヶ月。早く、逢いたいなぁ……っと」


今日の分を記し、私は苦笑する。


逢えないだろうけど……これが、私の望みだから。


< 402 / 759 >

この作品をシェア

pagetop