【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
幸せで、忘れてしまいそうだった。
けど、みんなは桜を救うことを望んでいることを思い出す。
だから、こんなにも桜の部屋には人がくる。
一日に三人以上……が、毎日。
なのに、どうして、バレないのだろう。
それも、それで不思議である。
最近、日記をつけるのにも嵌まり始めた。
いつか、この子達が見ることができるように。
「……今日で、8ヶ月。早く、逢いたいなぁ……っと」
今日の分を記し、私は苦笑する。
逢えないだろうけど……これが、私の望みだから。