【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


―っ、……っ!!―


『……何か、聞こえるね』


子供たちと笑いあう。

すると、子供たちは急に走りだす。


『あ、待って!』


追いかけようとして、気づく。

左半身に絡まる黒い影。


『……あげるわ。私の左。だから、離して?』


私にまとわりつくものに。


『いつか、私が還ってくるまで、待っていて』


目の前の光。


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