【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
二つ目は、あなたのことがずっと、好きだった。
異性として、愛していました。
不器用でも、人の悲しみも、不安も、すべてを背負ってくれる人。
そんな、強い貴方が好きだった。
私も、貴方みたいに生きたかった。
後悔はしてないし、嫌だとだって思ってないよ。
双子を授かったことは、私の誇り。
相馬似なら、顔は保証される!
性格だって相馬似なら、良い子で優しい子だろうね。
貴方が私の希望だった。
貴方に出会えて、私の世界は広がった。
願望は、変わった。
死んでも良いが、生きたいに。
生きたいが、生きられないに。
どんなに絶望に染められた世界でも、その真っ暗闇のなかで、貴方だけが輝いていた。