【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
◆
◇
◆
「……姉さんッ!」
「相馬?なんや、帰ってきたんか?沙耶は……」
「沙耶は、健斗さんたちに任せてきた。すぐに戻るから……俺が捌かなければならねぇ仕事、持ってこい!」
仕事部屋に駆け込みながら、俺は声を張り上げた。
すると、甲斐をはじめとした人間らが、仕事を大量に持ってくる。
「相馬、風呂は?」
「入るよ。捌き終わったら」
手を止めることなく、俺は、目の前の案件に集中した。
「当たり前だが、相当、たまってやがる……」
病院では行えなかったものたちを、一気に行う。
それが、どれだけ大変かはわかっているが、今なら、何でもできる気がするんだ。
懺悔なしの、二度目の誕生日。
俺の心は、晴れていた。
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「……姉さんッ!」
「相馬?なんや、帰ってきたんか?沙耶は……」
「沙耶は、健斗さんたちに任せてきた。すぐに戻るから……俺が捌かなければならねぇ仕事、持ってこい!」
仕事部屋に駆け込みながら、俺は声を張り上げた。
すると、甲斐をはじめとした人間らが、仕事を大量に持ってくる。
「相馬、風呂は?」
「入るよ。捌き終わったら」
手を止めることなく、俺は、目の前の案件に集中した。
「当たり前だが、相当、たまってやがる……」
病院では行えなかったものたちを、一気に行う。
それが、どれだけ大変かはわかっているが、今なら、何でもできる気がするんだ。
懺悔なしの、二度目の誕生日。
俺の心は、晴れていた。