【完】☆真実の“愛”―君だけを―2



「“ずっと、愛しています”…………これだけか?」


「ああ……」


項垂れた、相馬。


「このネックレスの手紙は、違うことが書いてあってな」


相馬が視線を投げた方をたどると、枕元にある机の上に小さな箱と、くしゃくしゃになった紙があった。


「……見て、良いのか?」


「ああ……」


許可をもらい、手紙を広げた。


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