【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
□沙耶side■
「……じゃあ、直樹さんには自分で謝るんだよ」
何故、流れでそんなことになった。
いまだ、解せぬ。
「ああ……お前も、わりぃ……」
「別に?私は平気ですけど。借り物の入院服を血で汚しちゃったことについては、相馬の責任で」
「……わかっている」
私の左手の薬指で輝く、指輪。
それで今日、私は彼に縛られた。
「……じゃあ、直樹さんには自分で謝るんだよ」
何故、流れでそんなことになった。
いまだ、解せぬ。
「ああ……お前も、わりぃ……」
「別に?私は平気ですけど。借り物の入院服を血で汚しちゃったことについては、相馬の責任で」
「……わかっている」
私の左手の薬指で輝く、指輪。
それで今日、私は彼に縛られた。