【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
最強のわけ
□沙耶side■
人生は、山あり谷あり。
本当にその通りだと思う。
私の過去も、最強面子との出会いも、
なんか、何もかも、私の人生は上手くいきすぎている。
それらすべての私の”異常“と引き換えに、神様は私から、命を奪うんだと思っていたのに……まさかの生きられる、延命術を見つけてしまった。
それが、相馬と関係を持つこと。
別に初めてだから、嫌だとかいう性格ではなく、流れのままに身を任せておきたい私は、相馬に一晩、身を任せたあとから、体調がよく、絶好調である。
気分は、最高。
そんな私に、相馬は生きろと言う。
私が過去に何をしていようと、
地獄に落ちようと、
今は生きろと言う。
前世の記憶を捨ててでも。
スケコマシのはずだった相馬が、私にこだわる理由は皆無。
私は確かに社会的には、力があるかもしれない。
でも、それは、父親の力であり、私の力ではない。
私は、それに甘えたくない。
欲しいものは、自分の力で手にいれたいのだ。
……恐れ多いことに、私は生きたいと思ってしまった。
だから、私は相馬が生かしてくれるというこの命を、最後まで大切に使いきろうに決めた。
”お互いに干渉しない“ということをルールに、作られた、契約カレカノ。
この関係が、後で相馬を縛ることになるなんて、このときの私は全く、さっぱり、なにも考えていなかった。
人生は、山あり谷あり。
本当にその通りだと思う。
私の過去も、最強面子との出会いも、
なんか、何もかも、私の人生は上手くいきすぎている。
それらすべての私の”異常“と引き換えに、神様は私から、命を奪うんだと思っていたのに……まさかの生きられる、延命術を見つけてしまった。
それが、相馬と関係を持つこと。
別に初めてだから、嫌だとかいう性格ではなく、流れのままに身を任せておきたい私は、相馬に一晩、身を任せたあとから、体調がよく、絶好調である。
気分は、最高。
そんな私に、相馬は生きろと言う。
私が過去に何をしていようと、
地獄に落ちようと、
今は生きろと言う。
前世の記憶を捨ててでも。
スケコマシのはずだった相馬が、私にこだわる理由は皆無。
私は確かに社会的には、力があるかもしれない。
でも、それは、父親の力であり、私の力ではない。
私は、それに甘えたくない。
欲しいものは、自分の力で手にいれたいのだ。
……恐れ多いことに、私は生きたいと思ってしまった。
だから、私は相馬が生かしてくれるというこの命を、最後まで大切に使いきろうに決めた。
”お互いに干渉しない“ということをルールに、作られた、契約カレカノ。
この関係が、後で相馬を縛ることになるなんて、このときの私は全く、さっぱり、なにも考えていなかった。