【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


「いや。お前は大人しくしとけ?黒橋」


「えぇ!差別でしょう、それは。やりたいですもん。いいじゃないですか」


退院したばっかで、そう言う沙耶。


確かに沙耶がいれば、うちのクラスは圧勝である。


だが。


だからと言って、頑張って!とは、言えない。


「…………よし、授業を始めるかー」


沙耶との会話は収拾つかないとでも思ったのか、先生は無理矢理切り上げ、授業を始めた。


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