偽装新婚~イジワル御曹司の偏愛からは逃げられない~
「うーん、手伝うってほど大したことしてるわけじゃないですよ!その分、お菓子のお裾分けもらったりしてますし」
毎日顔を合わせる職場の仲間なわけだし、仲良くしておいた方が自分も居心地がいい。親切にしようとか、深い考えがあっての行動でもないので、光一さんがそんなところを見ていたこと自体が驚きだった。
「白川さん、受付の後輩からも慕われてる感じするしね〜」
「それは、私が地味でライバル視する要素が皆無だからだと……」
「そうかな? 普通に好かれてるの、見てればわかるよ。鈴ノ木はさ、良くも悪くもどうしても特別視されちゃう奴だから。白川さんの自然に周りにとけこめる雰囲気に憧れてるんだと思うよ」
「あ、あこがれ!? 光一さんが私に? ない、ない、そんなことありえないですよ~」
あんな超人が私のような凡人に憧れるなんて、絶対にないだろう。
「そうかなぁ……」
「そうですよ!でも……光一さんが私を見ててくれたってだけで嬉しいです。少し自信つきそうです」
私は笑って、松島さんにお礼を言った。
その後、警備のおじさんが巡回をはじめたことにひるんだのかあの男はすぐに会社から立ち去ってくれた。
毎日顔を合わせる職場の仲間なわけだし、仲良くしておいた方が自分も居心地がいい。親切にしようとか、深い考えがあっての行動でもないので、光一さんがそんなところを見ていたこと自体が驚きだった。
「白川さん、受付の後輩からも慕われてる感じするしね〜」
「それは、私が地味でライバル視する要素が皆無だからだと……」
「そうかな? 普通に好かれてるの、見てればわかるよ。鈴ノ木はさ、良くも悪くもどうしても特別視されちゃう奴だから。白川さんの自然に周りにとけこめる雰囲気に憧れてるんだと思うよ」
「あ、あこがれ!? 光一さんが私に? ない、ない、そんなことありえないですよ~」
あんな超人が私のような凡人に憧れるなんて、絶対にないだろう。
「そうかなぁ……」
「そうですよ!でも……光一さんが私を見ててくれたってだけで嬉しいです。少し自信つきそうです」
私は笑って、松島さんにお礼を言った。
その後、警備のおじさんが巡回をはじめたことにひるんだのかあの男はすぐに会社から立ち去ってくれた。