偽装新婚~イジワル御曹司の偏愛からは逃げられない~
「トラブルにならなくてよかった。やっぱり松島さんは頼りになるなぁ」
ちょうど美香ちゃんも休憩から戻ってきてくれたことだし、一安心だ。
それにしても……朝の仕事前の私の姿を光一さんが見ていたとは、意外なんてもんじゃない。
さっきの松島さんの話はきっとホワイト光一さん流のリップサービスなんだろうけど……それでも、やっぱり少し嬉しかった。
実は、誰とでも仲良くなれることは私の数少ない自慢のひとつだった。だけど、優柔不断や八方美人と言われてしまうこともあって、特に光一さんみたいな自信に満ち溢れるタイプの人からはそう見られることが多かった。
だから、光一さんが私のそんなところを認めてくれているのなら、それはとても嬉しい。
手頃、都合のいい女。それ以外になにかひとつでも彼に選ばれた理由があるなら……。
「って、またこんな些細なことで一喜一憂して、ばかみたいだわ」
自分でも呆れてしまう。すぐに落ち込んだり、浮上したり、こんなんじゃ心臓がいくつあっても足りない気がする。
ちょうど美香ちゃんも休憩から戻ってきてくれたことだし、一安心だ。
それにしても……朝の仕事前の私の姿を光一さんが見ていたとは、意外なんてもんじゃない。
さっきの松島さんの話はきっとホワイト光一さん流のリップサービスなんだろうけど……それでも、やっぱり少し嬉しかった。
実は、誰とでも仲良くなれることは私の数少ない自慢のひとつだった。だけど、優柔不断や八方美人と言われてしまうこともあって、特に光一さんみたいな自信に満ち溢れるタイプの人からはそう見られることが多かった。
だから、光一さんが私のそんなところを認めてくれているのなら、それはとても嬉しい。
手頃、都合のいい女。それ以外になにかひとつでも彼に選ばれた理由があるなら……。
「って、またこんな些細なことで一喜一憂して、ばかみたいだわ」
自分でも呆れてしまう。すぐに落ち込んだり、浮上したり、こんなんじゃ心臓がいくつあっても足りない気がする。