天馬空を行く

一時保護





ある日……




滅多に鳴ることのない

家のインターフォンが、

ピンポーンと部屋中に鳴り響いた。






私はいつものように押し入れの中に

閉じ込められていたので

親の様子など伺い知れないのだが、


この時ばかりは
親の怪訝そうな声が聞こえた。






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