天馬空を行く



そんな大人の身勝手で都合のいいもの
として扱われている事など知る由もない


幼い頃の私は、押し入れの扉が開かれる事を期待して素直に待ち続けていた。






しかし、そんな期待も虚しく
人として扱われる事のない日々が
繰り返された。


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