シンデレラLOVERS
「よかったらアドレス教えて」
「えっ?」
「ちゃんと相手のこと知ったら、気持ち変わるかもしれないし」
もしかしたら俺のことをもっと知ったら、俺への好意を取り下げたくなるかもしれない。
それに、
「俺も相沢さんを好きになるかもしれないし……」
この可能性だって充分に有り得る。
「だから知り合おう。お互いのこと」
そう言って手を差し出した俺に、
「やっぱり、イイオトコだ。城崎くん」
相沢さんが照れくさそうな笑顔を浮かべて、自分の手を重ねた。
まさか……。
付き合ってる
この一言で善雅と水原さんをビビらせる日が来るなんて、俺たちが知るのはもう少しだけ先のことだった。
おわり
「えっ?」
「ちゃんと相手のこと知ったら、気持ち変わるかもしれないし」
もしかしたら俺のことをもっと知ったら、俺への好意を取り下げたくなるかもしれない。
それに、
「俺も相沢さんを好きになるかもしれないし……」
この可能性だって充分に有り得る。
「だから知り合おう。お互いのこと」
そう言って手を差し出した俺に、
「やっぱり、イイオトコだ。城崎くん」
相沢さんが照れくさそうな笑顔を浮かべて、自分の手を重ねた。
まさか……。
付き合ってる
この一言で善雅と水原さんをビビらせる日が来るなんて、俺たちが知るのはもう少しだけ先のことだった。
おわり