シンデレラLOVERS
イルミネーションとマフラー(エピローグ)
日菜琉と気持ちが通じて、本物の恋人同士になった次の日。


約束した通り、日菜琉とイルミネーションを見に行くことにした。



学校の玄関で日菜琉と待ち合わせして、俺が差し出した手をはにかみながら握る。



遠慮がちに日菜琉が指を絡めるのがじれったくて、俺はギュッと力を込めた。



それに応えるみたいに、日菜琉の指先が俺の指をしっかりと握り返す。



一緒に居るのが恥ずかしいなんて二度と思ったりしない。

日菜琉と一緒に居られて嬉しいんだって……伝えたかった。

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