年の差と言えば大問題だけど所詮は365日
18の頃は何もかも最強だった。
BBクリームとパウダーだけでモノになる肌。白いTシャツとショートパンツに、今思えば変な色の奇抜な靴下。初めて染めた髪は無造作にまとめて、シュシュで結わえる。
赤いカバーのついた3番目の相棒と一緒に、自転車に乗ってどこまでもいく。そうすれば、広いキャンパスでは誰とでも出会える。
「大学時代は人生の夏休み」と誰かが言っていたけれど、その通りだ。好きな音楽を武器に、楽しいサークルの中に溶け込んで、笑っていたあの頃。
好きな人もできた。友達も増えた。
付き合う人が同い年じゃないことが、よくあることだと知った。