ブック・ワーム
「だいいち、俺はお前のずっと後ろにいたんだぞ。」
俺たちの頭上に、なんか雲のようなものが出てきて、その時のビジョンが映し出される。
俺が回転するたびに、この着ぐるみは俺の背後に移動し、また、俺が移動すると、同時に背後に移動している。
「な?ずっと後ろにいただろ?」
時田「た、確かに…。でも、こんなんじゃずっと見つかんないじゃないかっ!!動かないで、じっとしてろよ!」
「甘えんなー!」
ドカッ
今度は、俺のあごに痛恨のアッパーが飛んできた。
時田「ぬごっ!」
あ、危ない…。もうちょっとで、舌噛むとこだったよ。
ま、まったく、次から次へと暴力振りやがって。
危険な奴だな…。
コイツから、早いとこ逃げないといけないな…。
「逃げてもいいが、お前死ぬぞ?」
時田「えっ?」
「村の外は、魔物がうようよしてんだぞ。お前みたいな、へなちょこ野郎がのんきに出て行ったところで、ボッコボコのギッタンギッタンにされて、あとは食われて骨になっちまうのがオチだ。そしてその骨は、犬にくわえられちまうんだろうな〜。ああ…、お前も哀れな奴だったぜ。」
チーン
いつの間にか、鐘と線香を取り出して、手を合わせている。
時田「ま、まだ、死んでないだろ!!勝手に殺すなっ。そ、それにこれは夢だろ?」
俺たちの頭上に、なんか雲のようなものが出てきて、その時のビジョンが映し出される。
俺が回転するたびに、この着ぐるみは俺の背後に移動し、また、俺が移動すると、同時に背後に移動している。
「な?ずっと後ろにいただろ?」
時田「た、確かに…。でも、こんなんじゃずっと見つかんないじゃないかっ!!動かないで、じっとしてろよ!」
「甘えんなー!」
ドカッ
今度は、俺のあごに痛恨のアッパーが飛んできた。
時田「ぬごっ!」
あ、危ない…。もうちょっとで、舌噛むとこだったよ。
ま、まったく、次から次へと暴力振りやがって。
危険な奴だな…。
コイツから、早いとこ逃げないといけないな…。
「逃げてもいいが、お前死ぬぞ?」
時田「えっ?」
「村の外は、魔物がうようよしてんだぞ。お前みたいな、へなちょこ野郎がのんきに出て行ったところで、ボッコボコのギッタンギッタンにされて、あとは食われて骨になっちまうのがオチだ。そしてその骨は、犬にくわえられちまうんだろうな〜。ああ…、お前も哀れな奴だったぜ。」
チーン
いつの間にか、鐘と線香を取り出して、手を合わせている。
時田「ま、まだ、死んでないだろ!!勝手に殺すなっ。そ、それにこれは夢だろ?」