未来





未来は落ち着いたみたいで微笑む

「そうやってヘラヘラ笑え」


「本当、ありがとぉね」

…っ…
かっわ…


「ちょ、ちょっと待て。俺」

少し未来から距離をとる
告ったからか余計に意識してしまう


「…悠くん?」

不意に未来が俺の顔を覗き込んだ
急に顔が近くなる

「っ…!」

「はる…」

俺は未来の手を取り抱き寄せた
< 34 / 78 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop