憧れて
出会って

「うぃっす~♪」

遅刻してきたその先輩は、陽気な挨拶で視聴覚室に来た。

遅刻したのに、謝るくらいしたらいいのに。

「そしたら各パートで実際に弾いてみたりしようか。」

はい!!と1年生皆が挨拶して、各パートに分かれる。

ベースは少ないけど、先輩もいい人そうで良かった。

「軽音部は基本的には自由参加だからバイトとか遊びとかとも両立出来るし、自分がやりたい時に来て、やりたい曲を練習して、他のパートと合わせるって感じだね。」

そう優しく言う眼鏡をかけた3年の玲弥リョウヤ先輩に、

「そうそう〜それで、定期的にライブが行われるからそれに間に合うように皆で練習するって感じですよね!」

ニコニコと笑う2年の麻恋マコ先輩。

楽しそうっっ!

他にも、ベースは3年生が6人、2年生が4人の計10人もいて、どの先輩が持ってるベースもすっごくカッコよかった。

「わ、私っ絶対に入ります!軽音部!」

「あは、元気だね、よろしく。」

先輩達も笑ってる…!
頑張らなきゃ!!

< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop