好きの海に溺れそう
Aもないくらいだ。



てか…みんなの目がハンターだよ…。



怖いから!



みんなの手が日夏に伸びる。



「あーあー…」



どったんばったん…。



目の前で死闘が繰り広げられてるよ…。



そう思ったら、急に部屋のドアが開いて女の先生が入ってきた。



「あんたたちうるさい!早く寝なさい!」

「はーい…」



ま、これもまた修学旅行の醍醐味かな?



次の日は海! マリンスポーツ!



沖縄の綺麗な海で泳いだりシュノーケルしたりドラゴンボートに乗ったりするんだ。



水着はこの日のために買ったし。



あとで海琉に写真送ろーっと。



「杏光の水着可愛い!」

「でしょ!?」



結構奮発したし。



あとは楽しむしかない!



信じられないくらいに澄んだ海で最高に楽しんだ。



その日の夜は、ちょうど水着を着たし、またおっぱい話かと警戒してたら、今度は恋バナで盛り上がった。



やっぱこれ抜きに修学旅行は終われない!



みんなの恋の話をニヤニヤしながら聞いていた。



そしたら、突然あたしに話を振られた。



「杏光って海琉くんとどうやって付き合うことになったの!?」

「それあたしも聞きたい!」



あたし?



あたしはね…。



みんなに、これまでのことを色々と話した。



「きゃああああ!!」



すっごい楽しそう…。



「二人ともラブラブでいいよね~。見てるとなんかホッとする」

「わかる!すごーくラブラブなのに嫌な感じしないよね」



まあそれは良かったけど。



「あ、ていうか今何時!?」

「今?23時半」
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