好きの海に溺れそう
世界中の誰よりも幸せ
~海琉~
街のあちこちからワクワクした空気が流れてる。
隣の杏光もさっきからずっと嬉しそうに俺にしゃべりかける。
俺も笑いながら杏光に返事して…。
俺たちに流れる雰囲気も幸せそのものだ。
今日はクリスマスイブ。
つまり杏光と旅行の日。
行き先は、イルミネーションが有名なテーマパークです。
学校が終わり、俺と杏光は荷物を持って電車に乗った。
「乗車時間Ⅰ時間だって。そのあと乗り換えね」
スマホを見ながら杏光に言う俺。
「1時間なんて余裕余裕」
話してるだけで時間過ぎちゃうもんね。
それからずっと他愛ない話をしてた。
「あっそういえばね、体育祭のとき借り人競争ってあったじゃん?」
「杏光が出たやつ?」
「うん。あれで、ちょうどあたし達見に来てた玖麗も借りられたんだって」
玖麗は毎年、悠麗と一緒に俺たちの体育祭に来てくれる。
今年はさすがに悠麗とは来られなかったから、友達のいない玖麗は一人で来てくれた。
「でね、その玖麗を借りた人の彼女が玖麗の学校の子だったんだって」
「へえ~、すごい偶然!」
杏光が言うには、どうやらその子から玖麗に話しかけて、玖麗は今はその子と仲良くしてるらしい。
その子のグループの子たちと一緒にお昼ご飯とかも食べてるみたいだ。
「玖麗って悠麗と仲が良いせいで嫉妬されて友達いなかったじゃん? だから本当に嬉しいんだよね」
それは俺も嬉しいな。
玖麗、人見知りで自分から友達作るのが苦手な上に嫉妬されてて、俺たちの中でも玖麗に友達がいないのはかなり心配なことだったから…。
「あとは悠麗との関係だね…」
「でもあの2人、朝は一緒に行ってるよね?」
学校が同じで毎朝一緒に登校する2人は、なんとなくいつもの流れで一緒に学校に行ってるらしい。
「行ってるけど…まだちょっと気まずいみたいだよ」
そりゃそうだよね…。
逆に、あのことがあってからまだ一緒に行けるのがすごいと思う。
街のあちこちからワクワクした空気が流れてる。
隣の杏光もさっきからずっと嬉しそうに俺にしゃべりかける。
俺も笑いながら杏光に返事して…。
俺たちに流れる雰囲気も幸せそのものだ。
今日はクリスマスイブ。
つまり杏光と旅行の日。
行き先は、イルミネーションが有名なテーマパークです。
学校が終わり、俺と杏光は荷物を持って電車に乗った。
「乗車時間Ⅰ時間だって。そのあと乗り換えね」
スマホを見ながら杏光に言う俺。
「1時間なんて余裕余裕」
話してるだけで時間過ぎちゃうもんね。
それからずっと他愛ない話をしてた。
「あっそういえばね、体育祭のとき借り人競争ってあったじゃん?」
「杏光が出たやつ?」
「うん。あれで、ちょうどあたし達見に来てた玖麗も借りられたんだって」
玖麗は毎年、悠麗と一緒に俺たちの体育祭に来てくれる。
今年はさすがに悠麗とは来られなかったから、友達のいない玖麗は一人で来てくれた。
「でね、その玖麗を借りた人の彼女が玖麗の学校の子だったんだって」
「へえ~、すごい偶然!」
杏光が言うには、どうやらその子から玖麗に話しかけて、玖麗は今はその子と仲良くしてるらしい。
その子のグループの子たちと一緒にお昼ご飯とかも食べてるみたいだ。
「玖麗って悠麗と仲が良いせいで嫉妬されて友達いなかったじゃん? だから本当に嬉しいんだよね」
それは俺も嬉しいな。
玖麗、人見知りで自分から友達作るのが苦手な上に嫉妬されてて、俺たちの中でも玖麗に友達がいないのはかなり心配なことだったから…。
「あとは悠麗との関係だね…」
「でもあの2人、朝は一緒に行ってるよね?」
学校が同じで毎朝一緒に登校する2人は、なんとなくいつもの流れで一緒に学校に行ってるらしい。
「行ってるけど…まだちょっと気まずいみたいだよ」
そりゃそうだよね…。
逆に、あのことがあってからまだ一緒に行けるのがすごいと思う。