好きの海に溺れそう
あまいあまいあまい
~海琉~
お正月は杏光の家でみんなで過ごしたり、杏光と二人で初詣に行ったりした。
初詣は俺も杏光も毎年願い事じゃなくて一年の感謝をすることにしてる。
今年の感謝はもちろん、杏光と幸せな一年を過ごせたこと!
雪の降る中、二人で手を繋いだ。
そして平穏に時が経ち、今年に入って2回目の雪の今日。
俺の家のリビングで二人でテレビを見てた。
バレンタインの時期で、有名チョコブランドのCMが流れてる。
「今年のバレンタイン何がいい?」
杏光が言った。
毎年杏光は手作りして俺にくれてたけど、今年は恋人として。
すごく嬉しいけど、一つ気になることが…。
「毎年さ、俺に試作品食べさせてくれてたでしょ?」
杏光に言った。
杏光は今まで、バレンタインのために彼氏とか好きな人とかに何か作るとき、失敗したくないからと言って絶対に2,3回は試作してた。
その試作品は毎回俺にくれてて。
今年はどうするんだろう…。
「今年は?どうするの?」
杏光に聞いてみた。
あんま他の人に食べて欲しくないんだけど…。
「今年は悠麗とか小太郎とかに食わせるよ」
やっぱり?
拗ねそう…。
「俺が食べる前に他の人が食べるのか…」
俺が少しむくれて言ったら、杏光がかなり嬉しそうな顔をした。
そして俺にぎゅーっと抱きついてくる。
「きゅーーーんときたよ、今」
俺はそんな杏光にきゅんってきてるよ…。
「超かわいいね、海琉」
かわいくないよ…。
「じゃあ、いっそのこと二人で作る?」
杏光が抱きついた状態で俺を上目遣いがちに見て言った。
「二人で?」
「二人で!」
それ楽しそう…。
お正月は杏光の家でみんなで過ごしたり、杏光と二人で初詣に行ったりした。
初詣は俺も杏光も毎年願い事じゃなくて一年の感謝をすることにしてる。
今年の感謝はもちろん、杏光と幸せな一年を過ごせたこと!
雪の降る中、二人で手を繋いだ。
そして平穏に時が経ち、今年に入って2回目の雪の今日。
俺の家のリビングで二人でテレビを見てた。
バレンタインの時期で、有名チョコブランドのCMが流れてる。
「今年のバレンタイン何がいい?」
杏光が言った。
毎年杏光は手作りして俺にくれてたけど、今年は恋人として。
すごく嬉しいけど、一つ気になることが…。
「毎年さ、俺に試作品食べさせてくれてたでしょ?」
杏光に言った。
杏光は今まで、バレンタインのために彼氏とか好きな人とかに何か作るとき、失敗したくないからと言って絶対に2,3回は試作してた。
その試作品は毎回俺にくれてて。
今年はどうするんだろう…。
「今年は?どうするの?」
杏光に聞いてみた。
あんま他の人に食べて欲しくないんだけど…。
「今年は悠麗とか小太郎とかに食わせるよ」
やっぱり?
拗ねそう…。
「俺が食べる前に他の人が食べるのか…」
俺が少しむくれて言ったら、杏光がかなり嬉しそうな顔をした。
そして俺にぎゅーっと抱きついてくる。
「きゅーーーんときたよ、今」
俺はそんな杏光にきゅんってきてるよ…。
「超かわいいね、海琉」
かわいくないよ…。
「じゃあ、いっそのこと二人で作る?」
杏光が抱きついた状態で俺を上目遣いがちに見て言った。
「二人で?」
「二人で!」
それ楽しそう…。