好きの海に溺れそう
「これ、文字なんて書いてあるか当てて」
あたしはそう言って指で「かいる」とひらがなで書いた。
「『かいる』…」
「ぴんぽーん!正解です。じゃあ次はこれね。ちょっと長いよ」
次に書いたのは『あかてんかいひ』。
海琉がじとっとした目でこっちを見る。
「そんな睨まないでよ。次海琉やってみて」
あたしがそう言ったら海琉もあたしの膝になにか書き始めた。
「あまってくすぐったい!やめて!あははは!」
あたしがくすぐったがるのもお構いなしに海琉が指でなにか書いた。
「なんて書いたでしょー」
「くすぐったすぎてわからなかったよ!」
「じゃあもう一回書くよ」
そう言って海琉がもう一回書いた。今度はあたしもちょっと耐える。
「わかった。『暮名杏光』だ~」
「ふふ」
こんな時間もすごく平和で大好きだ。
そうやって遊んだりおしゃべりしたりしてたらあっという間に着いてしまった。
降り立った鎌倉駅はすごい人!
わくわくする~。
とりあえず人の流れに沿って歩いてみる。
昔ながらのような建物のお店たちが並ぶ通り。
小物が売ってるお店や食べ歩きができるお店がたくさんあって楽しい。
海琉がすごくキラキラした顔をしてる。
かわいい…。
「嬉しそうだね?」
そう言ったらニコニコした顔でこっちを見た。
きゅん…。
軽くつないでいた手を海琉が恋人つなぎに絡め直した。
2人で歩き始める。色々と食べ歩いたり小物屋さんに立ち寄ったりと、ゆっくりと時間を溶かした。
次に着いたのはその通りをまっすぐ歩いた先にある神社。
ここにも屋台がたくさん出てるけど、広々として素敵だ。
境内を歩いていたら、白無垢姿の女の人と袴を着た男の人が歩いてた。
「もしかして結婚式?」
海琉が歩みを止めてそっちを見ながらあたしに言った。
「そうかも…すごく綺麗…」
2人ともすごく幸せそうな表情。
こんな素敵なところでたくさんの人にお祝いされながら結婚式をあげたら幸せだよね。
あたしはそう言って指で「かいる」とひらがなで書いた。
「『かいる』…」
「ぴんぽーん!正解です。じゃあ次はこれね。ちょっと長いよ」
次に書いたのは『あかてんかいひ』。
海琉がじとっとした目でこっちを見る。
「そんな睨まないでよ。次海琉やってみて」
あたしがそう言ったら海琉もあたしの膝になにか書き始めた。
「あまってくすぐったい!やめて!あははは!」
あたしがくすぐったがるのもお構いなしに海琉が指でなにか書いた。
「なんて書いたでしょー」
「くすぐったすぎてわからなかったよ!」
「じゃあもう一回書くよ」
そう言って海琉がもう一回書いた。今度はあたしもちょっと耐える。
「わかった。『暮名杏光』だ~」
「ふふ」
こんな時間もすごく平和で大好きだ。
そうやって遊んだりおしゃべりしたりしてたらあっという間に着いてしまった。
降り立った鎌倉駅はすごい人!
わくわくする~。
とりあえず人の流れに沿って歩いてみる。
昔ながらのような建物のお店たちが並ぶ通り。
小物が売ってるお店や食べ歩きができるお店がたくさんあって楽しい。
海琉がすごくキラキラした顔をしてる。
かわいい…。
「嬉しそうだね?」
そう言ったらニコニコした顔でこっちを見た。
きゅん…。
軽くつないでいた手を海琉が恋人つなぎに絡め直した。
2人で歩き始める。色々と食べ歩いたり小物屋さんに立ち寄ったりと、ゆっくりと時間を溶かした。
次に着いたのはその通りをまっすぐ歩いた先にある神社。
ここにも屋台がたくさん出てるけど、広々として素敵だ。
境内を歩いていたら、白無垢姿の女の人と袴を着た男の人が歩いてた。
「もしかして結婚式?」
海琉が歩みを止めてそっちを見ながらあたしに言った。
「そうかも…すごく綺麗…」
2人ともすごく幸せそうな表情。
こんな素敵なところでたくさんの人にお祝いされながら結婚式をあげたら幸せだよね。