好きの海に溺れそう
急いでエレベーターで上まであがった。
「ただいまー!」
勢いよく部屋のドアを開けて家に入る。
玄関の脇の棚に置いてある、海琉が沖縄で作ったシーサーの隣にキーケースを置いた。
玄関から入ってすぐのところにあるキッチンに制服姿の海琉が立って料理してた。
「杏光おかえりー」
ニコニコしてる海琉。
ああ…一週間分の疲れが一瞬で溶ける…。
海琉の背後に回ってお腹のところをぎゅーっと抱きしめた。
首筋の匂いを嗅ぐ。
ずっとこうしてたーい…。
「わ、くすぐったい」
「へへ…海琉だ~」
「杏光かわいい…けど、手洗ってきな?」
はあーい…。
洗面所で手を洗って、部屋着に着替えてから戻ると、フライパンからごま油の良い匂いと美味しそうな音。
後ろからまた海琉にくっついて、しばらく料理する海琉を見てた。
「できた! ごはんよそって~」
「はーい」
食卓をセットして、いただきます!
「あ、今日のお花もかわいいね」
「うん、駅前で買ってきた」
海琉が引っ越し前にくれたブーケを花瓶に挿して窓際に飾ったら、それから毎回来る度に新しいお花を買ってきてくれるようになった。
「ただいまー!」
勢いよく部屋のドアを開けて家に入る。
玄関の脇の棚に置いてある、海琉が沖縄で作ったシーサーの隣にキーケースを置いた。
玄関から入ってすぐのところにあるキッチンに制服姿の海琉が立って料理してた。
「杏光おかえりー」
ニコニコしてる海琉。
ああ…一週間分の疲れが一瞬で溶ける…。
海琉の背後に回ってお腹のところをぎゅーっと抱きしめた。
首筋の匂いを嗅ぐ。
ずっとこうしてたーい…。
「わ、くすぐったい」
「へへ…海琉だ~」
「杏光かわいい…けど、手洗ってきな?」
はあーい…。
洗面所で手を洗って、部屋着に着替えてから戻ると、フライパンからごま油の良い匂いと美味しそうな音。
後ろからまた海琉にくっついて、しばらく料理する海琉を見てた。
「できた! ごはんよそって~」
「はーい」
食卓をセットして、いただきます!
「あ、今日のお花もかわいいね」
「うん、駅前で買ってきた」
海琉が引っ越し前にくれたブーケを花瓶に挿して窓際に飾ったら、それから毎回来る度に新しいお花を買ってきてくれるようになった。