好きの海に溺れそう
動くこともできず、包まれたままもう一度眠った。
起きたのは昼前。
「ん~おはよ、杏光…」
目をこすりながらむっくりと起き上がる海琉を、布団の中で横になったまま眺める。
布団から出た海琉は、洋服タンスを開けて自分の服と下着を出した。
あたしも布団から出て、着替えてからキッチンに立った。
鍋にお湯を沸騰させてたら海琉が後ろから来てあたしの肩に顎を乗せて覗いた。
「パスタ?」
「ん、ミートソース」
5分間茹でて、電子レンジで温めたソースを上からかけて完成!
粉チーズを振りかけて2人で食べた。
食べたらすぐに、海琉がバイトに行く時間。
「俺行かなきゃ…」
「ん…頑張ってね」
「夜電話する」
「待ってる!」
海琉をバイトに送り出した。
次会えるのはまた一週間後かあ…。
きっつい…。
誰もいないぽつんとした部屋が寂しい。
誰か来ないかな…。
日夏は大学に進学して学生生活を楽しんでて毎日忙しそうだし…。
玖麗は受験勉強で忙しいから遊んでる暇なんてないし…。
諦めて買い物でもしようかと思ったら、玖麗から電話がかかってきた。
起きたのは昼前。
「ん~おはよ、杏光…」
目をこすりながらむっくりと起き上がる海琉を、布団の中で横になったまま眺める。
布団から出た海琉は、洋服タンスを開けて自分の服と下着を出した。
あたしも布団から出て、着替えてからキッチンに立った。
鍋にお湯を沸騰させてたら海琉が後ろから来てあたしの肩に顎を乗せて覗いた。
「パスタ?」
「ん、ミートソース」
5分間茹でて、電子レンジで温めたソースを上からかけて完成!
粉チーズを振りかけて2人で食べた。
食べたらすぐに、海琉がバイトに行く時間。
「俺行かなきゃ…」
「ん…頑張ってね」
「夜電話する」
「待ってる!」
海琉をバイトに送り出した。
次会えるのはまた一週間後かあ…。
きっつい…。
誰もいないぽつんとした部屋が寂しい。
誰か来ないかな…。
日夏は大学に進学して学生生活を楽しんでて毎日忙しそうだし…。
玖麗は受験勉強で忙しいから遊んでる暇なんてないし…。
諦めて買い物でもしようかと思ったら、玖麗から電話がかかってきた。