好きの海に溺れそう
「おー、暮名おかえり~」
女の子が行ったあと、鍵を開けてるあたしに瀬野くんが気づいた。
「今の子彼女?」
あたしは瀬野くんに聞いてみた。
「いや? トモダチ。特定の子はいないよ」
ふーん…?
何の“トモダチ”なのかは聞かないでおこう。
「ぎくしゃくすると困るしご近所さんには手出さないから安心して」
「頼まれても手出されないから安心して~」
「はは、そりゃそうだよな~。悪い」
当たり前だよ!
「そんなこと言ったらあたしのダーリン超怒るよ」
「おー、すまんすまん」
わかってんのかね…。
まあ憎めないのも瀬野くんの特徴だけど。
海琉が今の会話知ったら超嫉妬しそう…。
隣が大学生の男の子だって言ったらちょっと嫌そうだったし。
まあそういうあたしも、あたしの知らないところで海琉が女の子たちと同じ空間で勉強してるのかなり嫌ですけどね!
うー、早く海琉に会いたい…。
この2ヶ月間、以前に比べて会える頻度が相当減ったから、あたしの心は限界が近い…。
海琉と会えないの、想像以上につらいや…。
早く金曜日になりますように…。
女の子が行ったあと、鍵を開けてるあたしに瀬野くんが気づいた。
「今の子彼女?」
あたしは瀬野くんに聞いてみた。
「いや? トモダチ。特定の子はいないよ」
ふーん…?
何の“トモダチ”なのかは聞かないでおこう。
「ぎくしゃくすると困るしご近所さんには手出さないから安心して」
「頼まれても手出されないから安心して~」
「はは、そりゃそうだよな~。悪い」
当たり前だよ!
「そんなこと言ったらあたしのダーリン超怒るよ」
「おー、すまんすまん」
わかってんのかね…。
まあ憎めないのも瀬野くんの特徴だけど。
海琉が今の会話知ったら超嫉妬しそう…。
隣が大学生の男の子だって言ったらちょっと嫌そうだったし。
まあそういうあたしも、あたしの知らないところで海琉が女の子たちと同じ空間で勉強してるのかなり嫌ですけどね!
うー、早く海琉に会いたい…。
この2ヶ月間、以前に比べて会える頻度が相当減ったから、あたしの心は限界が近い…。
海琉と会えないの、想像以上につらいや…。
早く金曜日になりますように…。