好きの海に溺れそう
他には、職場の人とかも招待してる。



あたし達の普段お世話になっている知り合いが全員同じ場にいるなんて不思議な気分だ。



それから披露宴とそのあとの二次会を終えて、くったくた。



今日は二次会会場近くのホテルを取ったので、あたし達はタクシーでホテルへ向かった。



他の人たちは三次会もやるらしい。



勝手にやってくれ…。



ホテルの部屋に着いて、ドレスのままベッドにダイブした。



疲れた~…。



ここから一歩も動けない…。



「杏光~それレンタルだから汚さないで~…」

「脱がせて~…」



海琉に手を伸ばした。



その手を海琉が取る。



おそろいの指輪が光った。



海琉の手を引っ張って、逆にベッドに沈めた。



「あ~…だめ、俺も動けなくなった…」



そう言う海琉の方に、半身を起こして向かい合った。



「へへ」



笑いながら、海琉にキスする。



「素敵な夫」

「照れる…」



かわいい。



タキシードのネクタイをほどいて、一番上のボタンから徐々に外す。
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