好きの海に溺れそう
海琉とパスタとハンバーグを分け合う。
最初ちょっと不満そうな顔をしてた海琉だけど、結果的には「どっちも美味しかった〜」と満足げだったので私も満足だ。
不満そうな顔まで可愛いのが憎たらしいところだけど。
「あたしの選択間違ってなかったでしょ?」
「横暴だけどね」
海琉むかつく…。
「俺バイトしようかなと思ってるくらいお金ないからね!」
「あー、メイドカフェとか? 海琉似合いそうだよね、猫耳とか」
こんな風に言い合うのはいつものことだ。
あたしたちはだいたいいつもこんな感じ。
喧嘩とも言えないような喧嘩を繰り返して、お互い仲良しだ。
「ただいま」
隣に住んでいる海琉と家の前で別れて帰ったら、まだ玖麗がいた。
「お母さんは?」
「母さんは玖麗ん家行った」
「なるほどね。どうせ実咲(ミサキ)ちゃんとドラマの再放送見てるんでしょ」
実咲ちゃんは、玖麗のお母さん。つまり、あたしの伯母さんにあたる。
最初ちょっと不満そうな顔をしてた海琉だけど、結果的には「どっちも美味しかった〜」と満足げだったので私も満足だ。
不満そうな顔まで可愛いのが憎たらしいところだけど。
「あたしの選択間違ってなかったでしょ?」
「横暴だけどね」
海琉むかつく…。
「俺バイトしようかなと思ってるくらいお金ないからね!」
「あー、メイドカフェとか? 海琉似合いそうだよね、猫耳とか」
こんな風に言い合うのはいつものことだ。
あたしたちはだいたいいつもこんな感じ。
喧嘩とも言えないような喧嘩を繰り返して、お互い仲良しだ。
「ただいま」
隣に住んでいる海琉と家の前で別れて帰ったら、まだ玖麗がいた。
「お母さんは?」
「母さんは玖麗ん家行った」
「なるほどね。どうせ実咲(ミサキ)ちゃんとドラマの再放送見てるんでしょ」
実咲ちゃんは、玖麗のお母さん。つまり、あたしの伯母さんにあたる。