怖い話特集
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。

俺たちは反対側に渡って左手に向かって進んだ。 

時々休みながら、どれくらい進んだかな。通路自体は分岐はしてない。

ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。

ある扉の前でSさんが止まって言った。

「これじゃねえか。これだろ」 

そこには

『帝国陸軍第十三号坑道』

そう書いてあった。

字体は古かったけど。
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