怖い話特集
ある晩の事、余りの寝苦しさに高村は目を覚ました。

その日は由美さんが泊まりがけで高村の世話を焼いてくれたらしく、一緒に床についていたらしい。 

時間は午前二時・・・

そう丑三つ時と呼ばれる時間帯だ。

高村は目を覚ましたはいいが金縛りのように体は動かず、動かせたのは目だけだった。

普段の疲れがある為、大して気にも留めず眠れるようになるまで天井を見つめながらボーっとしていた。

時間にして10分位だろうか、高村はある事に気付いた。

誰かが部屋を歩く気配がする・・・
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