糖度高めな秘密の密会はいかが?
*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚
有澄は外から帰って来たばかりで冷えきった唇のまま、私に"ただいま"のキスをする。
「ねぇねぇ、見た?有澄のインタビュー」
「見たよ。…あんまりさ、自分のは見たくなかったけどね」
私はすかさず社内報を持ち出し、有澄が掲載されているページを広げて見せる。
私も自分のページは見たくないけれど、有澄のインタビューは何度も読み返した。
「隣のページにゆかりも載っててビックリしたよ。可愛く撮れてるね」
有澄のコートをハンガーにかけながら、2度目のキス。
「こんなに可愛くて、仕事も出来るのに職場恋愛した事ないなんて…。皆がゆかりの魅力に気づく前で良かった!」
「有…澄、コートがシワになっちゃうよ」
ぎゅうぅっとコートごと抱きしめられて、身動きが取れない。
「それから…副社長の件、仕事の件、ずっと黙っててごめんね。掲示板に辞令が貼り出されるまでは言えなくて…」
「うん、ビックリしたけど…会社でも考えあっての事だから今は冷静に考えられるよ。それより…」
今の流れで日下部さんとの関係を掘り返しても良いかな?
ごめん、有澄。
日下部さんとの関係の方が気になって仕方ない。
踏み込んで聞いてしまっても良いのかどうか迷う。
迷うけれど・・・真実を知りたい気持ちもある。
「もしかして、お兄ちゃんの事?」
私はコクリと頷き、有澄の顔を見上げる。
「お風呂に一緒に入る?」
「やだ、入らない」
「交換条件」
ハンガー付きのコートを私の手から奪いベッドに投げ捨ててから、強引に私の手を繋ぎ、お風呂場に移動する。
有澄は外から帰って来たばかりで冷えきった唇のまま、私に"ただいま"のキスをする。
「ねぇねぇ、見た?有澄のインタビュー」
「見たよ。…あんまりさ、自分のは見たくなかったけどね」
私はすかさず社内報を持ち出し、有澄が掲載されているページを広げて見せる。
私も自分のページは見たくないけれど、有澄のインタビューは何度も読み返した。
「隣のページにゆかりも載っててビックリしたよ。可愛く撮れてるね」
有澄のコートをハンガーにかけながら、2度目のキス。
「こんなに可愛くて、仕事も出来るのに職場恋愛した事ないなんて…。皆がゆかりの魅力に気づく前で良かった!」
「有…澄、コートがシワになっちゃうよ」
ぎゅうぅっとコートごと抱きしめられて、身動きが取れない。
「それから…副社長の件、仕事の件、ずっと黙っててごめんね。掲示板に辞令が貼り出されるまでは言えなくて…」
「うん、ビックリしたけど…会社でも考えあっての事だから今は冷静に考えられるよ。それより…」
今の流れで日下部さんとの関係を掘り返しても良いかな?
ごめん、有澄。
日下部さんとの関係の方が気になって仕方ない。
踏み込んで聞いてしまっても良いのかどうか迷う。
迷うけれど・・・真実を知りたい気持ちもある。
「もしかして、お兄ちゃんの事?」
私はコクリと頷き、有澄の顔を見上げる。
「お風呂に一緒に入る?」
「やだ、入らない」
「交換条件」
ハンガー付きのコートを私の手から奪いベッドに投げ捨ててから、強引に私の手を繋ぎ、お風呂場に移動する。