糖度高めな秘密の密会はいかが?
「さっき言った彼女だけだよ」
「嘘、有澄はカッコイイからモテない訳がないでしょ!」
「高校の時も大学もバイトと勉強で忙しかったし、人付き合いが苦手だったから本当に居ないの!」
「本当…?私の知らない時間を彼女が知ってるから、嫉妬…しちゃう」
有澄の話を聞きながらシャンパンを飲み、なくなる度に注がれるのでほとんどの量を自分が消費していた。
ほど良く酔いが回って、発さなくても良い言葉までを口にしてしまう。
「…彼女にした事、全部…して?」
身を乗り出して、有澄の首の後ろに両手を絡める。
「うん、でも…ゆかりにしかしてない事が多いと思うけど…」
「口答えしなーいっ」
「ハイハイ、仰せの通りにお姫様」
ふわり、と身体が宙に浮いて、優しくベッドに降ろされた。
「有澄大好きっ」
「うん、俺も大好きだよ」
目線の先には、有澄の見下ろしている顔が見える。
手を伸ばして、有澄の髪や頬に触れる。
「浮気…しないでね。したら、有澄の大切な物捨てちゃうから、ね?」
「大切な物?」
「有澄の大切な本、ぜーんぶ捨てちゃうから!」
「浮気しないから大丈夫だよ」
「絶対に絶対に絶対…?」
「うん、約束する。ゆかり以外の女の子に興味ないから」
「興味あったら、や、なの!」
「だから、興味ないって。…ちょっと黙ってて…」
"うるさい"と言わんばかりに口を塞がれて、甘くトロける様なキス。
有澄の唇が首筋に触れるとゾクゾクとして、くすぐったい様な感覚。
浴衣がはだけて鎖骨が見えている有澄が妙に色っぽくて、脳内に鮮明に焼き付けられる。
有澄の事、もっと独り占めしたいなぁ。
欲ばかり出てくる。
この感情の行くつく先はどこなんだろう───・・・・・・
「嘘、有澄はカッコイイからモテない訳がないでしょ!」
「高校の時も大学もバイトと勉強で忙しかったし、人付き合いが苦手だったから本当に居ないの!」
「本当…?私の知らない時間を彼女が知ってるから、嫉妬…しちゃう」
有澄の話を聞きながらシャンパンを飲み、なくなる度に注がれるのでほとんどの量を自分が消費していた。
ほど良く酔いが回って、発さなくても良い言葉までを口にしてしまう。
「…彼女にした事、全部…して?」
身を乗り出して、有澄の首の後ろに両手を絡める。
「うん、でも…ゆかりにしかしてない事が多いと思うけど…」
「口答えしなーいっ」
「ハイハイ、仰せの通りにお姫様」
ふわり、と身体が宙に浮いて、優しくベッドに降ろされた。
「有澄大好きっ」
「うん、俺も大好きだよ」
目線の先には、有澄の見下ろしている顔が見える。
手を伸ばして、有澄の髪や頬に触れる。
「浮気…しないでね。したら、有澄の大切な物捨てちゃうから、ね?」
「大切な物?」
「有澄の大切な本、ぜーんぶ捨てちゃうから!」
「浮気しないから大丈夫だよ」
「絶対に絶対に絶対…?」
「うん、約束する。ゆかり以外の女の子に興味ないから」
「興味あったら、や、なの!」
「だから、興味ないって。…ちょっと黙ってて…」
"うるさい"と言わんばかりに口を塞がれて、甘くトロける様なキス。
有澄の唇が首筋に触れるとゾクゾクとして、くすぐったい様な感覚。
浴衣がはだけて鎖骨が見えている有澄が妙に色っぽくて、脳内に鮮明に焼き付けられる。
有澄の事、もっと独り占めしたいなぁ。
欲ばかり出てくる。
この感情の行くつく先はどこなんだろう───・・・・・・