糖度高めな秘密の密会はいかが?
「自撮りって難しいね…手ブレしてる」
『崩すのが勿体ない!』と言いながらも、ホールのままのケーキをフォークですくって食べながら、撮影した写真を香坂君と眺めている。
「ゆかりちゃんの写真もっと見たい!」
「会社のハロウィンのならあるけど…恥ずかしいから嫌だっ」
「ゆかりちゃん、発見!魔女だ、可愛い」
「無理やり着せられたのっ。今回は企画開発部が幹事のハロウィンパーティーだったから。飾り付け手伝ったら帰るつもりが捕まって…」
香坂君にスマホを奪われて写真データを覗かれる。
綾美から送って貰ったハロウィンパーティーの集合写真や同期達との写真。
特に気まづい写真とかはないので、別に構わないんだけど自分の写真が見られるのが嫌だ。
写真のデータをパソコンに移しておけば良かった、と後悔中。
「あ、この人…こないだの上司さんだよね?」
「そう、若くして部長なんだ」
日下部さんだけは変装していないが、誰も『して下さい』とも言えないので一人だけスーツ姿なのだ。
「ゆかりちゃんと二人で並んでるとかお似合いで…悔しい。男から見ても格好いいし、こんな人が上司だと心配…」
「モテるけど私にはドSそのものだよ。口うるさい上司…又は心配性なお兄ちゃん的な存在だよ」
『崩すのが勿体ない!』と言いながらも、ホールのままのケーキをフォークですくって食べながら、撮影した写真を香坂君と眺めている。
「ゆかりちゃんの写真もっと見たい!」
「会社のハロウィンのならあるけど…恥ずかしいから嫌だっ」
「ゆかりちゃん、発見!魔女だ、可愛い」
「無理やり着せられたのっ。今回は企画開発部が幹事のハロウィンパーティーだったから。飾り付け手伝ったら帰るつもりが捕まって…」
香坂君にスマホを奪われて写真データを覗かれる。
綾美から送って貰ったハロウィンパーティーの集合写真や同期達との写真。
特に気まづい写真とかはないので、別に構わないんだけど自分の写真が見られるのが嫌だ。
写真のデータをパソコンに移しておけば良かった、と後悔中。
「あ、この人…こないだの上司さんだよね?」
「そう、若くして部長なんだ」
日下部さんだけは変装していないが、誰も『して下さい』とも言えないので一人だけスーツ姿なのだ。
「ゆかりちゃんと二人で並んでるとかお似合いで…悔しい。男から見ても格好いいし、こんな人が上司だと心配…」
「モテるけど私にはドSそのものだよ。口うるさい上司…又は心配性なお兄ちゃん的な存在だよ」