糖度高めな秘密の密会はいかが?
・・・と思ったのは束の間で、高橋さんの姿を見つけて着いてきた男が一人。
「珍しいな、弁当」
いつもの事ながら勝手に同じテーブルの椅子に座り、私のお弁当の唐揚げをつまみ食いしたので私は呆気にとられる。
「生姜しか入ってないから上手い。ニンニクの入った唐揚げは苦手」
日下部さんの好みなど聞いてません。
香坂君が今日はお弁当を希望したので作っただけで、私一人だったら簡単に済ませたいから社員食堂のランチにする。
仕事にニンニク入りはまずいかな・・・との配慮で生姜と醤油、酒で味付けしただけの唐揚げ。
お弁当も作るとなると新婚生活みたいで嬉しいし、楽しいしで気合も入る。
おかずは全て手作り。
普段は自分の為にはやらない分、我ながら良く頑張った。
「…日下部さんは勝手につまみ食いしてますけど、許可なく食べないで!」
「別にいいじゃん。1個食べただけだろ?」
「おかずなくなるでしょ!」
「じゃあ、コレやるよ。今日は抹茶プリンだって」
・・・A定食に付いてきた抹茶プリン、自分が食べないからでしょ。
私に甘い物あげとけばご機嫌取れると思ったら大間違いだからね!(・・・でも、あながち間違えではない)
「そうだ、高橋。2月の第一日曜日は暇だろ?」
今の言い方で私も高橋さんも同じ扱いを受けているのを確信した。
絶対的に暇だと決めつける、その根拠は何なの?
「暇じゃないです。綾美さんと出かけるかもしれないし」
戸惑いもせずにキッパリと断った高橋さんは男らしく見えた。
日下部さんには言い訳は通用しないので、扱い方を知っている様な気がした。
その調子で、もっと何か言って!
「珍しいな、弁当」
いつもの事ながら勝手に同じテーブルの椅子に座り、私のお弁当の唐揚げをつまみ食いしたので私は呆気にとられる。
「生姜しか入ってないから上手い。ニンニクの入った唐揚げは苦手」
日下部さんの好みなど聞いてません。
香坂君が今日はお弁当を希望したので作っただけで、私一人だったら簡単に済ませたいから社員食堂のランチにする。
仕事にニンニク入りはまずいかな・・・との配慮で生姜と醤油、酒で味付けしただけの唐揚げ。
お弁当も作るとなると新婚生活みたいで嬉しいし、楽しいしで気合も入る。
おかずは全て手作り。
普段は自分の為にはやらない分、我ながら良く頑張った。
「…日下部さんは勝手につまみ食いしてますけど、許可なく食べないで!」
「別にいいじゃん。1個食べただけだろ?」
「おかずなくなるでしょ!」
「じゃあ、コレやるよ。今日は抹茶プリンだって」
・・・A定食に付いてきた抹茶プリン、自分が食べないからでしょ。
私に甘い物あげとけばご機嫌取れると思ったら大間違いだからね!(・・・でも、あながち間違えではない)
「そうだ、高橋。2月の第一日曜日は暇だろ?」
今の言い方で私も高橋さんも同じ扱いを受けているのを確信した。
絶対的に暇だと決めつける、その根拠は何なの?
「暇じゃないです。綾美さんと出かけるかもしれないし」
戸惑いもせずにキッパリと断った高橋さんは男らしく見えた。
日下部さんには言い訳は通用しないので、扱い方を知っている様な気がした。
その調子で、もっと何か言って!