糖度高めな秘密の密会はいかが?
日下部さんが話している間にお母さんは、日下部さんを上から下まで見回して、
「ゆかり、ゆかりっ。随分とカッコイイ人ね。お母さんが若かったら、絶対にアタックしてたわ!」
と私のスーツの袖をひっぱりながらコソコソと耳打ちする。
「お母さん、本当にうるさいから!」
日下部さんは穏やかそうに笑っている様に見えるが、内心は怒っていそう。
玄関先での立ち話。
「秋葉さんのお母様ですか?秋葉さんは目元がパッチリしていて、お母様似なんですね」
「そうなのよ、良く似てるって言われるの」
「若い頃は秋葉さんみたいに可愛い女の子だったんでしょうね」
お母さんにも私にも、お世辞使わなくて結構です!
「まぁ、お上手ね。そうそう日下部さん、ゆかりは彼氏は居ないのかしら?そろそろ結婚して欲しい年頃なんだけど」
ちょっと、その質問は日下部さんにはマズい!
『お母さん、本当にもういいから』と言おうとした時に日下部さんが
「気になりますよね。私も秋葉さんにアタックしてるんですが、全然なびいてくれないんですよ。お付き合いしてる人がいるのかも知れませんね」
とあっさり返す。
余計な事を言わないで、お母さんが本気にするからね!
お母さんはお母さんで後半の話は聞いてなくて・・・
「日下部さん、凄く素敵じゃない?何が駄目なのかしら?ゆかりは仕事ばかりしてないで現実を見なさい!…お母さんも日下部さんの様な方がお婿さんになってくれたら嬉しいわ」
と我が道を行く様な事を言っている。
「お母様からも後押しして下さると私も助かります。車で同僚が待ってますから、先に降りています」
「またね、日下部さん。ありがとう。…ほら、ゆかり、早くしなさい!」
日下部さんがゆっくりと玄関の扉を閉めて、外の階段を降りていく。
遅くなったのはお母さんのせいじゃん!
「ゆかり、ゆかりっ。随分とカッコイイ人ね。お母さんが若かったら、絶対にアタックしてたわ!」
と私のスーツの袖をひっぱりながらコソコソと耳打ちする。
「お母さん、本当にうるさいから!」
日下部さんは穏やかそうに笑っている様に見えるが、内心は怒っていそう。
玄関先での立ち話。
「秋葉さんのお母様ですか?秋葉さんは目元がパッチリしていて、お母様似なんですね」
「そうなのよ、良く似てるって言われるの」
「若い頃は秋葉さんみたいに可愛い女の子だったんでしょうね」
お母さんにも私にも、お世辞使わなくて結構です!
「まぁ、お上手ね。そうそう日下部さん、ゆかりは彼氏は居ないのかしら?そろそろ結婚して欲しい年頃なんだけど」
ちょっと、その質問は日下部さんにはマズい!
『お母さん、本当にもういいから』と言おうとした時に日下部さんが
「気になりますよね。私も秋葉さんにアタックしてるんですが、全然なびいてくれないんですよ。お付き合いしてる人がいるのかも知れませんね」
とあっさり返す。
余計な事を言わないで、お母さんが本気にするからね!
お母さんはお母さんで後半の話は聞いてなくて・・・
「日下部さん、凄く素敵じゃない?何が駄目なのかしら?ゆかりは仕事ばかりしてないで現実を見なさい!…お母さんも日下部さんの様な方がお婿さんになってくれたら嬉しいわ」
と我が道を行く様な事を言っている。
「お母様からも後押しして下さると私も助かります。車で同僚が待ってますから、先に降りています」
「またね、日下部さん。ありがとう。…ほら、ゆかり、早くしなさい!」
日下部さんがゆっくりと玄関の扉を閉めて、外の階段を降りていく。
遅くなったのはお母さんのせいじゃん!